2011年12月31日土曜日

誕生日

今日は、私の誕生日です。
毎年この日に一年を振り返り、来年への目標を確認できることをありがたく思っています。両親に感謝!
そこで、この朗読ブログの誕生日も、同じ日にしたいとおもいました!
これから、よろしくお願いします。

みなさま、よいお年をお迎えくださいませ。

方丈記 冒頭

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」

冒頭の数行で表されている世界観。
誰しも眺めたことのある河の流れから、この世の無常を説いています。


今年10月に京都で行なわれた第3回古典の日記念朗読コンテストで特別賞・宇治市長賞をいただいた時の課題のひとつがこの「方丈記」でした。

3.11の震災の経験は、方丈記を朗読する私に、大きな影響を与えました。


▼【朗読】 「方丈記」より 冒頭 

朗読日記のスタートにあたって

2011年は、良いこと、悪夢のようなこと、涙すること、勇気のでること、感動すること、感謝すること・・・色々なことがありました。

3月11日の地震の時は、現実であろうか? と揺れながら思いました。それから数日は、これからどうなるのかという不安を感じながらも、家族が友人が無事で、今日生きている幸せと感謝を感じ、複雑な心境でした。

私は、幼い頃から、朗読という「声だけで作者の思いを伝える」という芸術に魅了されていました。
年齢を重ねるとともに、声も、朗読も変わっています。これからも変わっていくことでしょう。
今この時の朗読が人生最良のものではないかもしれません。しかし、現時点での、到達点をここに、しるしてゆきたいとおもいます。