2012年10月30日火曜日

着物と紅


11月が近づくと、七五三の季節だなあ、と思います。

はるか昔(でもないはず)・・・私が7歳の七五三のとき。
美容院の鏡の中の自分の姿に、ハッとしました。
朱色の着物に鮮やかな緑の帯、そして初めての紅を唇にのせていました。
我ながら、「大人の女性」に仲間入りをしたように思って、一気に恥ずかしくなったことを覚えています。
あの時から、着物が好きになったような気がします。

さて、今年は、7歳の女の子 2人の着装のお手伝いをさせていただきます☆

着付けは、20代の時に学びました。近年、自装する機会が多いので、あの頃より更に研究を重ねています。
私が着物を着るのは、朗読や詩吟などの舞台に立つ時が多いので、ラクに声を出せるように心がけています。紐やベルトの閉め具合・位置が、呼吸に大きく左右するのです。
・・・腕前ですか? 
そうですね〜。銀座博品館などの舞台に、訪問着を自装して、日本舞踊師範の先生に「直すところ無し!」と言っていただいたくらい、です(笑)。

小さなお子様は、着物を着慣れていないですから、苦しくないよう、着崩れしないよう、心をこめて晴れの日のお手伝い。
そして最後に、今日一日、素敵なお姫様でいられるよう魔法をかけて・・・お見送りします。