2012年12月31日月曜日

1歳になりました

今日は大晦日。

このブログも今日でやっと1歳になりました。

相変わらず更新ものんびりですし、
ニュースと言えることもあまり多くはありませんが、
それでも読んでくださる方がいらっしゃることが有り難く、励みになっています。

もっと音声ファイルをたくさんアップしたい、と思うのですが、
静かな環境で録音することができず、困っています。

百人一首の音声ファイルも、秋には、秋をテーマにした歌をたくさんアップしたいと思っていましたのに、忙しさを理由に実現できませんでした。
楽しみにしてくださっていた皆様、申し訳ありませんm(_ _)m

ただ、反省をただの反省に終わらさず、次につなげて行きたいと思っていますので、
みなさまどうぞよろしくお願い致します。

新しい年が、笑顔いっぱいの1年でありますように。

2012年12月30日日曜日

またまた嬉しいプレゼント(^^)

先日、朗読の授業で訪問した日立市立久慈小学校の3年生からお手紙が届きました。
















朗読と群読、ちょっとしたゲームを、楽しんでくれていた様子が手紙いっぱいに溢れていて、幸せな気持ちになりました。 

手紙の中にこんなことが書いてありました。

「朗読してくれてありがとうございました。子ぎつねの声が本当にそうだと思いました。」
 「見澤先生みたいに読めるようになって、見澤先生を越えてみせます!」
「群読をみんなで出来て楽しかったです。また久慈小に来てください。」
 「とても楽しかったです。来年の3年生にも、ぜひ教えてあげてください!」
などなど。

 個性あふれる色使いで便箋を塗って、丁寧に書いてくれた手紙…。
それを見て、改めて、今度は一人一人の声の音色を楽しめるような内容もいれたいなぁ、と思いました。

みんなからの手紙は、今年を幸せ色で締めくくってくれました(*^_^*)
久慈小の先生方、本当にありがとうございました。

2012年12月27日木曜日

「天心に捧ぐコンサート」に出演しました☆

昨日、「天心に捧ぐコンサート」が、無事終了いたしました。
多くのみなさまにご来場いただき、感謝申し上げます。
















 天心の誕生日に
天心が愛した五浦で
六角堂再建の原木コカリナを交えたコンサートを開催でき、
そのなかで、天心の著書「茶の本」や、愛する人への手紙を朗読させていただけましたことを、 本当に嬉しく思います。
関係者のみなさま、ありがとうございましたm(_ _)m

 あまり知られていないことですが、
天心は「声」の世界をとても大切にするひとでした。
声は魂を表すとも…ハッキリ示しています。
わたしも、まったく同感です。

同じ言葉を声に出しても、誰一人として同じようには聞こえません。
書かれた言葉では伝わらないものも、声に出して会話にするとよく伝わることがあります。
そう示す天心の思いを、 生誕150周年の昨日、お伝えしました。 
六角堂再建原木の残りで「復活の笛 コカリナ」を作製したのですが、
この原木も樹齢150年のもの。

 そうです。 

まさに天心とともに生きてきた大木なのです。
その木で作ったコカリナは、透き通るような音色でした。 

来年は、映画「天心」も上映になります。
昨日の快晴は、 勝手ではありますが (*^_^*)  
天心さんが空からほほえんでくれているように感じられてならないのでした。

2012年12月21日金曜日

百十四の瞳

先日、太平洋が見える日立市立久慈小学校に行ってきました!
お天気がよく、水平線がくっきりと見えています。


久慈小学校は、10月末にも伺っており、その時は2年生の朗読の授業を担当させていただきました(詳細はこちら)。
今回は3年生の授業を担当させていただきました。
2時間を使って、教科書の中の物語2作品の朗読と、群読を行いました。

57人の3年生のみなさんは、聴く姿勢といい、群読に取り組む集中力といい、「ブラボー!!!」 と叫びたくなる生徒さんたちです。
百十四のキラキラした瞳に見つめられながら、時間はあっという間に過ぎていきました。
それにしても、限られた時間の中で、あれだけ完成度の高い群読ができたみなさんには、
ぜひぜひ、どこかで発表してもらいたい! 

余談ですが、授業終了後、色々な声色を出す私に、リクエストがきました。
男の子たちは、意地悪な大地主の声が人気のようで「もう1回やって」「やっぱ、すっげー こわ〜い!」。
今回は初めてきたリクエストが「ギャル♡の声もできる?」・・・って(^^;)
いかに普段がギャルの声でないかを痛感しながらも、授業では披露することのなかったギャル声を披露すると、リクエストしてくれた女の子たちは感動してくれて、
「先生、20歳くらい?」と言ってくれました! キャー、素直な子 (^^)
ギャル声、もう少し練って、レパートリーに入れておこう☆


校庭には、日立市の保存樹でもある大きな 「けやき」の木があります。
季節毎に様々表情をみせる大木に見守られながら、
お子さん達は成長していくのですね。
校長先生はじめ、諸先生方、職員のみなさま、
いつも温かく迎えてくださり、本当にうれしいです。
「読み聞かせ」「朗読」の力を信じてくださっているみなさまのためにも、
私にできることを精一杯、伝えていきたいと思います。
ありがとうございました。
また、あの子たちに会えますように・・・






2012年12月10日月曜日

マラカナン スタジアムと中村勘三郎さん

先週入ってきました、中村勘三郎さんの訃報は、ショックでした。
約10年前から写真を飾り、再会できる日を楽しみにしていましたのに・・・。



写真は、ブラジル リオ・デ・ジャネイロの「マラカナン スタジアム」で撮影した記念の一枚です。
マラカナン スタジアムは2014年ワールドカップ開催の地です。

私と主人はブラジルを訪れていました。
ポルト・アレグレに住む友人に会ったり、世界遺産のイグアスの滝を観光したり、リオではハングライダーの世界大会が開催される地でハングライダーも☆

リオはちょうど旅行の中盤に訪れたのですが、治安が良くない地域のためか、
邦人観光客に会うことは、ほとんどありませんでした。
そんな中、夜、サンバのショーを観に行くとロビーに見慣れたお顔が・・・
中村勘三郎さんご夫妻でした(その当時は、襲名前で勘九郎さんでした)。
こんなところでお目にかかれるとは! と少々興奮気味の私。
しかし、あちらもプライベートのご旅行のようですので、話しかけるのを遠慮していました。
すると私たちの存在に気がついた勘三郎さんが「旅行!? こんなとこで日本の方に会えるとはね〜」と気軽に声をかけてくださいました。

そしてまた翌日、再会し観光しました。
コルコバードの丘、そしてマラカナン スタジアム・・・。
マラカナン スタジアムでは、記念に写真をとっていただきました。

「日本でも会えるといいね、楽屋においで、ブラジルで会った、と言ってくれれば、すぐわかるから!」
そう言っていただきました。

ずっと「素敵だな〜」と思っていた勘三郎さんと思いがけないところでお会いして、お話しできて、またそのお人柄にふれ、本当に私の思った通りの方だと思いました。
そしてまた奥様も素敵な方でした。
お名前が「好江(よしえ)」さんで、私と一緒☆ と、ずっと光栄に思っていました。
勘三郎さんに微笑む好江さんを拝見して、本当に、奥様の温かなまなざしが勘三郎さんを支えていらっしゃるのだと、思いました。

勘三郎さん、どうぞ、安らかにお眠りください・・・。

平家物語の女たち 公演終了


先週土曜日、無事、千葉での朗読公演「平家物語の女たち」が終わりました。ホッo(^-^)o

こうして平家物語の女性たちに焦点をあてると、本当に多くの女性の生き方から、学ぶことが多々あります。

私が朗読しましたのは、建礼門院徳子が、自分の人生を振り返る灌頂巻の中の先帝身投の場面です。

どれほど悲しかったことか・・・。
しかし、その悲しみを胸に生きなければならない苦しみ。

「平家物語」には、さまざまな等身大の人間ドラマが描かれています。

ご来場いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。

・・・来年は銀座で公演です(^_-)

2012年12月7日金曜日

明日は「平家物語の女たち」出演です


いよいよ明日は・・・
朗読公演「平家物語の女たち 〜朗読でたどるその生涯〜」
(12月8日(土)千葉市男女共同参画センター)

先月もお知らせして、私が朗読する女性は・・・と含みをもたせたままになっておりましたね。

私が朗読するのは、「灌頂巻 六道之沙汰」 
建礼門院徳子の生涯です。

平家物語の女たち・・・自分は誰に近いのか。
平家の男たちの、その栄華と没落の裏側でギリギリの人生を生きた女たちの足跡を朗読でたどります。

解説は 元 NHKエグゼクティブアナウンサー 加賀美幸子 氏。
共演です☆

当日のチケットは、すでに定員に達してしまっております。
申し訳ございません・・・。

後日レポートさせていただきます!

2012年12月5日水曜日

祝福を込めて、この詩を・・・


先月末に友人が結婚しました。
表参道の素敵な会場で、新郎新婦のお人柄があふれる温かい結婚式と披露宴でした。



その友人は、人の気持ちに寄り添うことのできる人です。
私は心から尊敬しています。
本当にすてきな伴侶にめぐりあえてよかった。
私の好きな詩を送ります。


「祝婚歌」
                       吉野 弘 


二人が睦まじくいるためには
愚かであるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい


この日、身につけたジュエリーは義妹がつくったものです。



上品なジュエリーのおかげで、この日はずっと淑やかに過ごせました☆
よろしければコスチュームジュエリーDelicaをご覧くださいませ。