2015年5月25日月曜日

ご質問にお答えします③ 読み聴かせ

先の記事で、マタニティの方から「どのように読み聴かせすればよいのですか?」というご質問をいただきました。
と書きました。

これは、先日のラジオ放送への感想やメールでも多く話題になっていました。

いつもお伝えするのですが、
流暢な読み方、良い読み聴かせではありません。
流暢とは…〈言葉が滑らかに出てよどみない こと。また、そのさま。〉
絵本の読み聴かせの場合、絵と読み方の呼吸もありますが、聴き手の呼吸もあります。

5/22のブログで、「読み方によって伝わり方は違う」ということをお伝えしましたが、
これはまだまだほんの一部です。
でも少し感じていただけましたか?
読み方も重要ですが、間(ま)も、とても大切です。

例えば・・・・

悲しいとき、
怖いとき、
ビックリしたとき、

流暢に言葉は出てきますか?
ね?  流暢である必要はない。

読み聴かせの目的は、流暢に読むことではなく、聴き手に絵本の世界に飛び込んできてもらうこと!

絵本は、子ども達にとって、間接体験になります(疑似体験ともいうかもしれません)。
聴き手である子ども達は、絵本の登場人物にあわせて、自分もその感情を味わうことができます。
ですから、読み手は、その絵本の呼吸に合わせて読めばいいのです。

では
どうすれば、聴き手の呼吸に合わせることができるのでしょうか。
これは、また次の機会にお伝えしたいと思います。