2015年6月5日金曜日

私の朗読講座のすすめかた

昨日は笠間市での朗読講座の日でした。
メンバーさんは20名。
いつも、この講座を楽しみに待っていてくださるので、本当に有り難いです。

9時30分から12時まで、気付けば休憩なしでした(^^;)
いつもこんな感じなのですが…
まあ、昨日は、発表会に関する話し合いもありましたが、
それにしても、みなさん、よく集中が切れませんよね。

私の講座の進め方は、
朗読・読み聴かせの為になる話をした後、朗読・読み聴かせの実践。
1人、1〜2回は実践していただけるようにしています。

私は、「こう読んでください」「私のように読んでください」とは言いません。
なぜかって?
朗読は、朗読の仕方を教えて出来るものではないからです。

大切なのは、その作品をどう感じ、感じたとおりに音声なっているか、できていないならどうしたら改善できるのか…
この自問自答を繰り返すこと。
そして、作者は、その私の朗読に頷いてくれるのか…
この一連の流れを、私はずっと続けています。
ひとつの作品に向かっていたはずでも、それは、すべてのことにつながるのです。
朗読だけでなく、会話にも、生活にも。朗読って、素晴らしい!。

だから、
生徒さんたちには、読み方ではなく、気づき方のヒントを差し上げたいと思っています。

20人が、自分以外の19人の朗読の良いところや、自分にないものに気付いていけたら、
その時だけで、どれだけの引き出しが増えるでしょうか。
私は、生徒さん一人ずつ、朗読が終わると必ずコメントします。
20人同じものを読んでいただいても。
生徒さんたちには、よく1回聴いただけでわかりますね、とビックリされるのですが、1回聴けばわかります。
あ、初対面の方でも、朗読聴けば、どういうふうに感じたから、
そういう朗読になったとか、後半にまでその感情が影響しているために、この部分の朗読がこうなったんですね、とか。
分析しだしたら、止まりません。
私、だいぶ長い間、そんなことばかりしていましたから、次々とわかります。


そして
午後は、さらにグループレッスン。
あ、こちらも3時間以上、また休憩なし…(^^;)

でも、これまた、すばらしい仕上がり具合!
良い方向に変わったことを当事者が実感できたとき、それは確実に力になっていきます。



私は、本当によい生徒さんたちに恵まれています。
心から、その出会いに感謝しています。